<となりのとろろ(3)>

スーパーでよく買うのが、半分にカットされた長イモ。ラップを外して洗おうとすると、何やらひげ根が数本生えていることが。

このひげ根、もちろん皮ごとむいてしまうのもひとつの方法です。しかし、ちょっと待ってください。秋に出回る長イモは春に掘られたものと異なって、皮が薄いので、ひげ根をガスなどでサッと焼いてしまえば皮ごといただくことができてしまいます。

皮をむいてしまうと何だか可食部分が減ってしまうな、ともったいない精神が出てきたときは、ひげ根を焼いて皮ごといただく方法をお試しください。

長イモの昆布締め
長イモの昆布締め

ただし、今日の昆布締めにはこの皮ごといただく方法は向きませんので、ご注意を。

タイやホタテなどの魚介類で多く試される昆布締め。昆布に水分が吸収され、さらに昆布のうま味成分が挟んだものに移って、簡単なのに乙な一品に仕上がります。

秋は月がきれいな季節。月を愛でながら、秋の夜長にしっぽりと日本酒とともに長イモの昆布締め、いかがですか?

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