<湯~葉~いいっす(1)>

豆乳を加熱した時にできるタンパク質の薄い膜が湯葉です。地方によっては湯波とも書きますよね。

引き上げた湯葉をそのままいただくのが「生湯葉」、乾燥させたものが「乾燥湯葉」です。京都などに行くと専門店に、きれいな形に成形された、結構なお値段の乾燥湯葉が並んでいます。生湯葉にしても、やはり高いもの。考えてみれば、同じ材料の豆乳から凝固剤を入れて作る豆腐とは作る手間と工程が異なる分、湯葉は値段が高くなるのですよね。湯葉は豆乳の10%しか引き上げられないとか。高いのもうなずけます。

大豆がギュッと凝縮された風味の湯葉は、大人の味でしょうか。懐石料理には欠かすことのできない食材ですし、やさしい大豆の味は日本酒のアテに最高です。

湯葉と春菊のゴマあえ
湯葉と春菊のゴマあえ

今日は、いつもの春菊のゴマあえに、生湯葉をざっくりと合わせて粋な小鉢を作ります。

生湯葉も少量であれば、お手頃な価格で買うことができます。おしゃれな一品を食卓にどうぞ。

次のページレシピはコチラ