これらを考慮した上でルウを使うとしたら、下記のような商品を選ぶと良いでしょう。

・酸化しづらい油(ココナッツオイルや牛脂、豚油、バターなど)を使っている
・粉を使っていないものや少量のもの
・素材となる野菜や果物にこだわりをもっている

何を食べているかを把握

アスリートは自分の体を知っていることが重要です。そのために、自分で食べているものが何か、どこのものを食べているのかきちんと把握しておくことが必要です。カレールウは、昔からなじみあるものとなってしまった加工品の1つ。保護者の方々も普段使っている加工品には何が使われているのか、もう一度見直していきましょう。

無駄なもの省き、スパイスで作る

一方、スパイスでカレーを作る場合は、油も粉も種類と量を選べますし、食材も確認することができます。無駄な油や粉、砂糖を使わず、野菜や肉のうま味を使って、おいしく作ることができます。

無駄な食材、添加物を使わずスパイスで味付け。「ルウなしで簡単手作り基本のカレー」をアレンジしてアスリートフードに
無駄な食材、添加物を使わずスパイスで味付け。「ルウなしで簡単手作り基本のカレー」をアレンジしてアスリートフードに

今回は、スパイスを使ったカレーの基本「ルウなしで簡単手作り基本のカレー」を紹介します。使うスパイスは、カレー粉だけです。スパイスカレーは水分が多く、シャバシャバになってしまうという声も聞きますが、米粉とジャガイモを使えば、しっかりとろみがつきます。

ルウなしで簡単手作り基本のカレー」はベースとなるもので、これに色々な野菜、肉やシーフードをトッピングしても良いでしょう。肉の種類を変えて、ポークカレーやキーマカレーにもできますし、蒸し鶏やゆで卵などタンパク質をトッピングすることもおすすめです。ぜひお試しください。

管理栄養士・園部裕美