どんな食品に含まれているか
では、どのような食品にレジスタントスターチは含まれているのでしょうか。
種類は様々ですが、日本人が取り入れやすいのは、冷やご飯、冷製パスタ、ポテトサラダ、マカロニサラダ、春雨サラダ、くずもち、干し芋など。一度加熱された後、冷めて再結晶され、消化されにくい分子構造になったでんぷんです。
アミロースをゆっくり冷却
レジスタントスターチは、ゆっくり冷やされることによって生成されます。そのため、コンビニおにぎりなど急速に冷却したものには、あまり含まれません。また、レジスタントスターチになるでんぷんはアミロースです。もち米や、モチモチした食感の米(コシヒカリやミルキークイーン、あきたこまちなど)はアミロース含有率が低く、もち米はアミロペクチン100%。赤飯やすし飯も、レジスタントスターチはあまり期待できないかもしれません。
私がオススメするレジスタントスターチ摂取源は、ポテトサラダ(できればマヨネーズ少なめの手作りのもの)、くずもち、干し芋、五目豆、そして今回のレシピで紹介する「タイ風春雨サラダ」です。
今回のレシピは、本格的というよりも、手軽な食材で簡単に作れるレシピにしています。エビやパクチー、キクラゲを入れるとさらに本場に近い味になります。温かいまま食べるのもおいしいですが、冷やすことでレジスタントスターチが摂取できます。油も使わないのでとてもヘルシー。酸味が効いていて暑い日に食べたくなるサラダです。ぜひお試しください。