時間がたつとなぜ硬くなる
硬くなるといえば、手作りお団子も同じ。でも、市販のお団子は、買った翌日も硬くならないですよね。なぜでしょうか。
硬くなるのは、糊化したでんぷんに含まれていた水分がなくなるからですが、保水性のある砂糖を生地に入れておくと、比較的柔らかいまま保てます。市販のお団子の生地がほんのり甘いのは、このためです。
また、柔らかいお餅のような和菓子「求肥」は、もち米の粉に砂糖や水あめを混ぜています。餅であんこを包んだ「あんこ餅」は当日中に硬くなってしまいますが、求肥で包んだ「大福」は、数日おいても外側も柔らかいまま。砂糖には、柔らかく保つ効果もあったのです。
手作りのお団子は、カボチャや紫イモを入れて色や形を楽しめます。手作りのタレでみたらし団子に仕上げてもいいですね。ぜひ、親子で挑戦してみてください。
作ってみよう!手作り団子
■手作り団子の作り方
<材料>
・団子の粉(白玉粉と上新粉の割合が半々)=200g
・お湯=140cc
<作り方>
1、ボウルに団子の粉、熱いお湯を入れて、菜箸で混ぜる
2、まとまってきて、冷めてきたら手でこねる
3、ひと口大に丸めて、蒸し器に入れて強火で10分蒸す
4、ざるにあげて、荒熱をとって出来上がり
※粉の配合は商品によって異なります。記載されている水分量や作り方をご参照ください。
※もちもち感を出すために蒸していますが、ゆでてもOKです。
■みたらし団子のたれの作り方
<材料>
・砂糖=大さじ3
・みりん=大さじ3
・しょう油=大さじ2
・片栗粉=大さじ2
・水=120cc
<作り方>
1、材料全てを鍋に入れて、片栗粉をよく溶かす
2、中火で木べらでとろみがつくまで混ぜる
3、硬くなった団子を入れて弱火で軽く温める。柔らかくなったら完成!