作ってみよう!簡単シフォンケーキ

電子レンジを使って簡単に作れるシフォンケーキをお伝えします。お好みでアラザンを散らしたり、もみの木のオーナメントを刺したり、生地にココアや抹茶を入れたり、工夫してみてくださいね。

<電子レンジで簡単シフォンケーキ>

材料

A.メレンゲ生地
・卵白=2玉分
・砂糖=30g
B.卵黄生地
・卵黄=2玉分
・砂糖=30g
・サラダ油=大さじ1
・薄力粉=50g

・紙型(直径13cm)

作り方

(1)Aのメレンゲを作る。きれいなボウルに卵白を入れて泡立て、白くなってきたら砂糖を2~3回に分けて入れ、もったりするまで泡立てる。
(2)別のボウルにBの卵黄、砂糖、サラダ油を入れてよくかき混ぜる。
(3)(2)に薄力粉を入れて、ゴムベラでさっくり混ぜる。
(4)(3)に(1)のメレンゲを3~4回分けて入れたら、シフォンケーキ型に流し込む。
※メレンゲを入れたら混ぜすぎないこと。
(5)電子レンジで温める。500Wなら4分、600Wなら3分。竹串で刺してOKか確認する。
(6)逆さにして覚ましてから紙型を外す。盛り付けて出来上がり。

ケーキ生地にはなぜ薄力粉?

最後に、小麦粉に関する余談です。小麦粉には薄力粉、中力粉、強力粉があります。パンに使われるのは強力粉ですが、スポンジケーキに使われるのは薄力粉。これは、小麦粉に含まれるタンパク質の一種、グルテンの成分量が一番少ないからなのです(参考:パンが膨らむ理由を探せ)。

グルテンはコシがあって伸びる力があるので、パンなどもちもちの歯応えのものに使われます。一方で、ケーキはさっくりふわふわと、あまりグルテンの特性を出したくないので薄力粉が使われます。中力粉はその両者の性質を兼ね備えているので、コシがあり、のど越しがいいうどんに使われるのです。

このとき、水の中で混ぜたりこねたりすればするほど、グルテンが生じます。ケーキを作るときに粉を最後に入れて「あまりかき混ぜることなく、粉を切るように混ぜましょう」というのは、グルテンを出さないようにするためです。