8月も後半になると夏の疲れが出て「夏バテ」になりやすくなります。なぜ、夏バテになるのでしょうか? これまで管理栄養士の先生方がコラムで書いてきた内容を今一度、おさらいしてみましょう。
暑い→冷たい飲料水の摂り過ぎ→消化能力の低下→食欲不振→疲労蓄積→だるい→食欲不振→冷たい飲料水の摂り過ぎ→消化能力の低下→食欲不振…というように、負のスパイラルに陥りがちです。私たちは「食べる」ことでエネルギーを補給しますが、「食べる」ことはエネルギーも必要とするのです。
肉や野菜を摂らず、ご飯、麺、お菓子など糖質主体の食事を続けていると、ビタミン、ミネラル不足となり、疲労物質の乳酸がたまりやすく、体調不良へまっしぐら。
特にビタミンB1が不足すると、エネルギー代謝がうまくいきません。
屋外で運動やレジャーなど長時間紫外線に当たると、体内に活性酸素が生成され、細胞のダメージが進むので、抗酸化成分の多い緑黄色野菜を摂ることもおすすめです。
■*良いコンディションの維持にビタミン豊富な野菜は欠かせない*
食べられないときは、薬味を使うなど食欲増進に努めましょう。
■*ネギ、ショウガなどの薬味で食欲増進・疲労回復、殺菌効果で食中毒防止も*
また、この時期は大皿ではなく、個々盛りにするなどして、食べた量を把握しやすくしましょう。
体の調子を整えていくためにも、しっかり食事をすることが大切です。