免疫力高める納豆菌健康レシピ
腸管免疫研究所の管理栄養士・馬場美穂さんが開発した「冬の感染症に負けない!S-903納豆菌健康レシピ」を4点紹介します。
<ふわふわ納豆鶏つくね>
代謝を高めるアミノ酸が豊富な鶏肉は、筋肉疲労を改善する効果が期待できます。殺菌作用のあるショウガのジンゲロールは、加熱すると効果が増し、納豆と合わせることでさらに風邪予防の効果が期待できます。タマネギの硫化アリルは、砕いた麩に吸わせて効率よく摂取。水分を吸った麩によって、冷めてもやわらかい食感になります。
<納豆のアボカドクリチ和え>
水溶性食物繊維が豊富に含まれるアボカドとラッキョウ、納豆の組み合わせは、腸内環境の改善効果が期待できます。アボカドには中性脂肪を減らす効果のあるオレイン酸、リノール酸がたっぷり含まれ、同じく発酵食品のクリームチーズは納豆との相性がバツグン。体調を整え、代謝を高めるビタミンとアミノ酸が疲労回復を促します。
<納豆板醤ドレッシングサラダ>
納豆に、胃や腸の粘膜を健康に保つニンジンのβカロテン、消化を助ける大根のジアスターゼを合わせることで腸内環境を改善し、体調を整えます。食材を蒸すことで、ニンジンは栄養素の吸収が高まり、タマネギは甘みが増します。ビタミンの宝庫であるノリをたっぷりかけ、発酵食品の豆板醤に抗菌作用のある酢を加え、辛みとさわやかさを効かせたドレッシングに仕上げました。
<納豆キムチの長芋グラタン>
納豆、みそ、キムチ、ヨーグルトなどたくさんの発酵食品を組み合わせることでうま味が増し、免疫力、代謝を高める効果が期待できます。細胞を作る必須アミノ酸がバランス良く含まれる卵に、みそ、納豆でまろやかなグラタンソースになります。胃粘膜を潤し、胃壁を保護する長芋の粘り成分は皮に多く凝縮しているため、皮ごと食べるのがおすすめです。